会長ご挨拶

成田山全国競書大会会長
大本山成田山新勝寺貫首
岸 田 照 泰

第40回成田山全国競書大会開催にあたり

 成田山全国競書大会は、次代を担う青少年に書道を通じて心のやすらぎを与え、豊かな情操を養うことを目的として昭和60年に発会して以来、全国の書道家並びに関係各位のご理解とご協力のもと開催し、本年めでたく第40回大会を迎えることができました。 これ偏に全国の書道家、指導者各位の絶大なるご尽力、さらには駐日中国大使館、読売新聞社、中国書法家協会のご後援の賜と、ここに深甚なる感謝の意を表す次第であります。
 前大会は、未だ続く新型コロナウイルス感染症の影響下で大変厳しい状況にありながらも、全国から前年より4,020点多い、112,976点という多くの作品が寄せられました。殊に成田山新勝寺を会場とした上位入賞者による書道交流会は、席上揮毫を通してお互いの書法を学び合い有意義な時間を過ごすことが出来ましたことは誠に同慶至極に存じます。
 つきましては全国の書壇並びに教育関係各位には本大会の趣旨をご理解いただき、今後も格別なるご支援ご協力を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。